伊勢志摩サミット～空港でのおもてなしは？

今年２０１６年の５月２６日から２７日にかけて、三重県志摩市（しまし）にある賢島（かしこじま）で行われる伊勢志摩サミット（いせしまさみっと）。
三重県では、これを機に、たくさんの外国人観光客にきてもらおうと、がんばっている。

『伊勢志摩で大きな会議～何をアピールしよう？』
http://rakuto-toyota.jp/e348491.html


一方で、われらが愛知県。
三重県をおとずれる外国人の玄関口となるのが、愛知県にある中部国際空港（ちゅうぶこくさいくうこう：セントレア）だ。

サミットに参加する世界中の首脳たちも、セントレアにやってくる。
さらに、サミットのニュースを自分の国に伝えるために、メディアの人たち、つまりテレビや新聞の仕事をしている人たちも、たくさんやってくる。

そこで、愛知県では、各国の首脳やメディアの人たちに、「愛知県はこんなところだよ。」とアピールすることにした。
世界中に、愛知県の名前を売るチャンスというわけだ。
先日の新聞には、「こんなものでおもてなししよう」という案がのっていたよ。

『×××でおもてなし』　朝日新聞


さて、ここで、想像タイム。
みんなが愛知県の県知事さんだとしたら。
いったい、何をアピールする？

愛知県で日本一のものって、何があったっけ？
最近のニュースでめだっていた、愛知県のものって、何？
想像してみてね。



・・・



まずは、なんといっても自動車。
トヨタ自動車のミライを、空港で走らせる。

世界で初めて、水素を使って走るミライ。
日本の高い技術力を、アピールできそうだ。


そして、ＭＲＪ。
昨年末に、初めて空を飛んだ、国産初のジェット旅客機だ。

日本の高い技術力の結晶（けっしょう）でもある、ＭＲＪ。
これを展示することで、やはり日本の技術力を海外にアピールする。


もうひとつ。
中部国際空港で飛行機からおりたつ各国の首脳には、やはり愛知県が日本一の「あれ」をプレゼント。

自動車以外で、愛知県が日本一の「あれ」。
いったい、何だと思う？
あらためて、愛知県が日本一のものを、思い浮かべてみてね。



・・・



答えは、花。

愛知県は、花の生産がとてもさかんなんだ。
産出額は、昭和３７年からずっと１位。
そのシェアは、およそ１６．４パーセント。
すごいでしょ。

生産量や生産額だけではない。
愛知県で花を作っている人たちは、きれいな花をみんなに楽しんでもらおうと、新しい花を作ることもがんばっている。
セントレアができた２００５年には、そうしたオリジナルの花に、「セントレア」の名前がつけられた。

うすい黄色のきれいなカーネーション、「セントレア セーラームーンオレンジ」。
あざやかな桃色のシクラメン、「セントレア アポロ」。
かわいいピンク色の花をつけるシャコバサボテン、「セントレア モモコ」。
これらは全て、愛知県の人たちが作った、愛知県だけのオリジナルの花だ。

こんなすてきなお花で、世界の首脳たちをおもてなし。
これは、いいよね。
みんな、よろこんでくれると、うれしいね。

写真は、中部国際空港セントレア。ウィキペディアより。




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