総理大臣ってどうやって決めるの？

「えー、総理大臣って、国民の選挙で決めるんじゃないの？じゃあ、どうやって決めるの？」ｂｙ小６年生。

そうなんだよね。
アメリカの大統領とかと違って、日本の総理大臣は、国民の選挙で選ばれるわけではないんだよね。
じゃあ、どうやって決めてるの？

ということで、今日はちょっとむずかしい、政治のお話しです。
総理大臣の決め方。
大人はみんな知っている！かな？

総理大臣を決める時は、やはり選挙です。
ただし、投票できるのは、国民ではなく国会議員。
国会議員を選ぶのは国民なので、総理大臣選びにも、いちおう国民の意思は反映されているというわけです。

さて、その選挙はこんな具合に行われます。
国会には、衆議院と参議院というふたつの院（どんな政治をするかをみんなで検討する場所）があるのだけど、そのそれぞれの院で選挙が行われ、過半数をとった人が総理大臣になれる。
参議院と衆議院で意見が分かれた場合は、衆議院の結果にもとづいて、総理大臣を決めます。

ふつうは、与党の代表が選挙で選ばれて総理大臣になる。

与党っていうのは、政権を運営してる政党のこと。
日本の場合は、議席数をたくさんもっている政党が与党になる場合がほとんど。
いまは、民主党。

政党というのは、政治に対して同じ考え方をもった人たちの集まり。
民主党や自民党、公明党など。

民主党の場合は・・・
「国民の生活が第一。」（小沢さん）
「元気な日本を復活させる。」（菅さん）
・・・などのキャッチコピーがある。
もともと、いくつかの政党がくっついてできた政党なので、たまに仲が悪い人たちがいる。

昨日、この民主党の新しい代表を選ぶ選挙があって、ニュースがたくさん流れてました。新しい代表に選ばれたのは、野田さんという人。

くり返しになりますが、ふつうは、与党の代表が選挙で選ばれて総理大臣になる。
ということは、日本の新しい総理大臣は、この野田さんです！
はやければ、今日にも、新しい総理大臣を選ぶ選挙が行われます。

ちょっと、難しい話になってしまいました。

ちなみに、野田さんの印象。
多くの人が地味で慎重・・・といってます。
そして、歴代総理の中では、ちょっとだけ若い方。
多くの人が、「海江田さんよりよかったよ」と言ってます。
本人は、自分のことをどじょうに例えてました。

野田さんが総理大臣になって、日本はどう変わるのでしょうか？
是非、よい方向に変わってください。
野田さん、よろしくお願いします！





写真は、朝日新聞のサイトより借用しました。

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