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2017年06月10日 06:00  学び~理科

東海地方が梅雨入り~なんでこんなに雨がふるの?

今年2017年6月7日。
われらが愛知県をはじめ、全国のたくさんの地方が、梅雨入り(つゆいり)したよ。

雨がたくさんふって、じめじめした梅雨。
いったい、どうしてこんなに雨がふるんだろう?

そのしくみを知るには、風と雨のことを知らなければならない。
どうして、風がふくんだろう?
どうして、雨がふるんだろう?
みんな、考えたことある?



・・・



地球の上には、あたたかい場所とつめたい場所がある。
太陽に近い赤道のふきんは、いつもあたたかい。
反対に、太陽から遠い北極や南極は、いつもつめたい。

赤道あたりでは、空気もあたたか。
あたたかくなった空気は、軽くなって上へ上へと上がっていく。
この空気が上がっていくところを、低気圧(ていきあつ)という。

空気がどんどん上がっていくので、人が空気におされる力が低い。
だから、低気圧。

空の高いところまで上がった空気は、下からどんどんやってくる空気におされて、北や南にいどうしながら、冷たくなる。
冷たくなった空気は、下に下にいどうする。
この空気が下がってくるところを、高気圧(こうきあつ)という。

空気が上からどんどんやってくるので、人が空気におされる力が強い。
だから、高気圧。

風は、高気圧から低気圧にむかってふく。
上からぐぐっと押された空気が、逃げるように低気圧へいどうする。
これが、風のしくみだ。

雨がふる場所は、低気圧がある場所。
海などからたっぷり水分をもらった空気が空にかけのぼり、ざあっと雨をふらせる。

日本の気候に影響をあたえる高気圧は、主に4つ。
オホーツク高気圧に北太平洋高気圧、シベリア高気圧、揚子江高気圧(ようすこうこうきあつ)だ。

夏が近づくと、あたたかい北太平洋高気圧が、太平洋の方からやってくる。
そして、冷たいオホーツク高気圧と、日本の真上あたりでぶつかりあいをはじめる。

高気圧と高気圧の間には、低気圧ができる。
これが、梅雨前線(ばいうぜんせん)といわれるものだ。
この梅雨前線が日本の上にとどまっている間は、雨がたくさんふることになる。

オホーツク高気圧と北太平洋高気圧のぶつかりあい。
ふつうにケンカするだけなら、あっという間に北太平洋高気圧の勝ちになるはずなんだけど、梅雨の時期、オホーツク高気圧の味方をするやつがいる。

その名は、偏西風(へんせいふう)。
空のとても高いところを、つねに西から東にむかって流れている風だ。

梅雨の時期、偏西風は、ちょっと南よりにふいている。
そのため、ヨーロッパの方からやってくる偏西風は、ヒマラヤ山脈にぶつかって、北と南のふたつにわれる。

そして、南にわかれた偏西風が、日本に近づきたい北太平洋高気圧のじゃまをする。
だから、北太平洋高気圧は、なかなか日本に近づけない。

偏西風は、夏が近づくにつれて北にいどうし、やがてヒマラヤ山脈とはぶつからなくなる。
そうすると、北太平洋のじゃまをする偏西風がいなくなる。
あたたかい北太平洋高気圧がぐぐっと日本に近づいて、暑い夏がやってくる。

ということで、梅雨の時期に、じめじめ雨が続くのは、ヒマラヤ山脈のせいでもある。

6月7日に梅雨入りした愛知県。
梅雨があければ、一気に夏がやってくる。

写真は、ヒマラヤ山脈にあるエベレスト。ウィキペディアより。
世界で一番高い山だ。

東海地方が梅雨入り~なんでこんなに雨がふるの?



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