磁石にひっつく意外なもの！？

この１月、ＲＡＫＵＴＯの理科では、磁石の勉強をしているよ。

いろいろなものにひっつく磁石。
磁石は、もともとはただの鉄。
その鉄が、いろいろなものをひっつける。

この、ひっつく力は、いったいどこからでているんだろう？


そこで・・・

磁石を、ムシメガネで拡大！

いや、もっともっと。
顕微鏡（けんびきょう）で拡大！！

・・・

こうやってどんどん拡大していくと、最後には分子（ぶんし）というものにたどり着く。

磁石は、鉄の分子がたくさん集まってできているんだ。

そして、その分子の周りを、電気のつぶがグルグル回っている。
その回る力をつかって、いろいろなものにひっついちゃう。

なんか、不思議。


さて。

授業の中では、磁石につくものつかないものを実験してみたよ。

磁石につくものは、鉄やニッケル、コバルトといったものでできているもの。

みんなの身近にあるもので、いったい何がひっつくかな？


塾の中では、みんなで実験。
ホワイトボードや、椅子の足、クリップなど、ひっつくものが結構たくさん。

お財布の中も試してみた

１円玉、５円玉、１０円玉、５０円玉、１００円玉、５００円玉。
それから、千円札、二千円札、五千円札、一万円札。

この中で、ひっつくものはどれ？
ひっつかないものはどれ？
わかるかな？


・・・


なかなか、難しいね。
ちょっとだけ、ヒント。
ひっつくものは、４つ。
ひっつかないものは、６こ。
さあ、どうだ？


・・・


答えは・・・

まず、小銭はすべてひっつかない。
１円玉から５００円玉まで、反応なし。

お札は紙でできているし、引っ付くわけない・・・

と思いきや！

千円札から一万円札まで、お札はじしゃくにひっつくんだ。

ただし、ひっつく力はとても弱い。
「ひっつく」というより、「反応する」といった方がいいかもね。

とがった鉛筆の上に、そっとお札をのせて、磁石を近づけると・・・
お札は、磁石の方向に、回り出す。

びっくり！


さて、もうひとつ問題。

お札が磁石にひっつくのは、お札の中に「じせい体」という磁石にひっつく物質がまざっているから。

これは、ある理由があって、わざと混ぜている。
いったい、その理由とは、なんでしょう？


・・・


答えは、偽造防止（ぎぞうぼうし）。
にせもののお金を作ろうとする悪い人がいても、じせい体を混ぜるところまでマネするのは、とても難しいみたい。

なるほど！


写真は、磁石で実験中の子供たち・・・って、いろんなもの、くっつけすぎ(^_^;)





こちらは、お札で実験しているところ。
みんなも、試してみて♪





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