宇宙のマナティ！？

星雲、マナティーにそっくり　宇宙「動物」に新しい仲間　朝日新聞

星雲？
マナティーにそっくり？
宇宙動物って、いったい？？？


・・・


みんな、、星雲（せいうん）って、知ってる？
星の雲（くも）と書いて、「せいうん」と読む。

星の雲ってことは、お空に浮かんでいる雲の仲間かな？

写真を見てみると・・・確かに、光りかがやく雲っていう感じがするね。
これは、いったい、何が光っているんだろう？


・・・


実をいうと、ここには、宇宙にあるガスが集まっている。
そう、宇宙のガスが集まった場所を、星雲というんだ。


ガスが集まっているだけだから、普通は光らない。
光っている星雲は、たまたま近くに星があるもの。
その星の光が、星雲をてらして、光ってみえる。

光っている星雲のことを、「散光星雲（さんこうせいうん）」という。


ひかるどころか、星雲が後ろにある星の光をさえぎってしまう場合もある。
地球から見ると、ほんとは星の光が見えるはずなのに、真っ暗に見える。

こうした星雲を、「暗黒星雲（あんこくせいうん）」という。


このほかにも、星が一生をおえる時に出したガスがかたまった、「惑星状星雲（わくせいじょうせいうん）」というのもある。

大きな星は、最後には大爆発を起こすこともある。
その爆発した後にのこったガスがかがやいているのが、「超新星残骸（ちょうしんせいざんがい）」。
こちらも、星雲の仲間。


ほとんどの星雲は、水素（すいそ）という気体のガスでできている。
そして、ここは、新しい星が誕生する場所でもあるんだ。


さて、ニュースに戻ろう。

星雲の中には、動物や植物に似た形のものがいくつかある。
それらは、その動物や植物の名前をつけられて、みんなに親しまれているんだ。

ばら星雲や、わし星雲。
これらは、きらきら輝く散光星雲。

馬の頭の形をしている、馬頭星雲。
こちらは、星の光のなかに、真っ黒な馬の頭の形がくっきり。
暗黒星雲だ。

ふくろう星雲は、惑星状星雲。
かに星雲は、超新星残骸。
これらは、星が死んでしまったあとに残ったガスが、かがやいている。


さあ、そして。

アメリカの国立電波天文台（こくりつでんぱてんもんだい：ＮＲＡＯ）が、新しい星雲を見つけたよ。

その名も、マナティ星雲！

マナティにそっくり！

マナティ星雲は、地球からわし座の方向、１万８千光年向こうにかがやいている。
大きな星が爆発したあとに残る、超新星残骸のひとつ。

写真を見てみると・・・確かにマナティにそっくりだ！
図鑑やインターネットで、いろいろな星雲を探してごらん。
とっても、面白いよ♪

写真は、国立電波天文台（ＮＲＡＯ）公式サイトより。





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