世界の国~いくつの国があるの?

RAKUTO豊田校

2019年02月20日 06:00

RAKUTO豊田校は、2月から新年度。
地理のレッスンの中では、「日本って、そもそもどんな国なの?」というテーマがとりあげられる機会が多い。
「広さは、世界で何番目?」とか、「降水量は多いの、少ないの?」などなど。

そんな中で、多くの子供たちからあがってくる疑問が、「世界にはいくつの国があるの?」というもの。
そこで、今回は、世界の国の数について考えてみよう。

まずは、想像タイム。
世界には、いくつの国があると思う?

50?
100?
200?
500?
1000?

もっともっと多い?
想像してみてね。



・・・


実をいうと、「世界の国の数」は、正確に数えることができないんだ。
その理由は、「国」とは何かというものが、きちんと決まっていないから。

例えば、勇気のある人がアフリカの誰もいない場所に行って、「ここはぼくだけの国だ!」と言い切れば、その人にとってはそこは「国」となる。
実際には、「ぼくだけ」というのはありえないと思うけど、ある団体が国の一部をのっとって、「ここは、ぼくたちの新しい国だ!」と宣言するのは、決してめずらしいことではない。
そんなふうにしてできた国を全て数えるのは、難しい。

それでも、世界にいくつの国があるのかは、きちんと知っておきたい。
世界の国の数を数える場合、ある基準、つまりお約束ごとのもとで、数えることになる。
そして、何を基準にするのかによって、国の数が変わってくる。

国であるかどうかの基準としてよく使われるのは、国際連盟(こくさいれんめい:国連)に加盟しているかどうか。
たくさんの国が集まって、いろいろなことを話し合う、国際連盟(こくさいれんめい:国連)という組織(そしき)がある。

この国連に加入している国を、「国」として考える場合、その数は193か国。
「世界には、193の国があるんだよ。」と言われた場合、国連に加盟しているかどうかが基準となっている。

もうひとつ、こちらは日本でよく使われる基準。
それは、日本として「国」と認めているかどうかということ。
国連に加盟していても、日本が「国」として認めなければ、日本にとってそこは国ではない。

今、日本が「国」として認めているのは、195か国。
日本を含めると、196の国が、世界にあることになる。
「世界には、196の国があるんだよ。」と言われた場合、日本が国として認めているかどうかが基準となっている。

日本が国として認めていない国って、どんなところなんだろう?
中には、他の多くの国が「国」として認めているのに、日本は認めていないところもあるんだ。
日本が「国」として認めていない主な場所は7つある。
中には、みんながしっているものもあるよ。
どこだと思う?
想像してみてね。

長くなったので、続きは次回。


写真は、国連の旗。ウィキペディアより。
みたことある?




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