令和元年~新しい元号にはどんな意味があるの?(その1)

RAKUTO豊田校

2019年04月03日 06:00

『元号、今や世界で日本だけ 地震や噴火で改元した歴史も』 朝日新聞

今日2019年4月1日、新しい元号が発表されたよ。
新しい元号は、「令和(れいわ)」。
その意味については、次の機会に紹介するとして、まずは「元号」というものについて、考えてみよう。

まずは、想像タイムから。
キログラムやメートルなどは、重さや長さを表す単位だ。
これに対して、時間を表す単位には、何がある?
思い出せるだけ思い出してみて。



・・・


時や分、秒などはもちろんのこと、日や月なども時間の長さを表すことができる。
そして、年。
みんなは、「今って、何年なの?」って来たかれた時、なんて答える?
「3年だよ!」と自分の学年を教えてくれる子もいれば、「2019年でしょ?」という子もいれば、「平成31年じゃない?」って答える子もいそうだよね。

これらの違いは、どこを1年目とするか。
「3年だよ!」と答えてくれた子は、自分が1年生の時を1年目としている。

「2019年でしょ?」と答えてくれた子は、西暦(せいれき)と呼ばれる年の数え方で教えてくれている。
世界中で使われている西暦は、イエス・キリストが生まれた年の次の年を1年目としている。
もしも、今、キリストが生きていたら、2019才になっているということだ。

そして、「平成31年じゃない?」と教えてくれた子は、平成という元号になって、31年目だよと教えてくれている。

元号が変わるのは、天皇陛下が変わる時だ。
今回、今の天皇陛下が今年2019年4月30日をもって、天皇陛下をやめることにともない、新しい元号が決定された。
今年は、「平成31年」でもあり、「令和元年(がんねん:1年目の意味)」でもあるんだね。
今の天皇にとっては31年目であり、新しい天皇にとっては1年目ということだ。

日本の歴史を振り返ると、天皇が変わった時以外にも、元号が変わったことがある。
大きな災害などが続いた年などに、「これ以上災害が続かないように」という思いをこめて、改元したことがあるんだって。


日本ではじめてつかわれた元号は、「大化」。
中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)が、蘇我入鹿(そがのいるか)を退治した、「大化の改新」の時代だ。

「大化」から「平成」までの1300年の歴史の中で、使われた元号は全部で247。
使われた漢字は72文字。
最もよく使われたのは、「永」の29回。
次にたくさん使われたのは、「元」「天」で、それぞれ27回。
昭和の「昭」、平成の「成」など、1回しか使われていない漢字が、30文字ある

これらを見ながら、「今度はどんな元号になるのかな?」と予想していた人も多かったみたい。

『元号の決め方って?~自分だけの元号を考えてみよう』
http://rakuto-toyota.jp/e471301.html

そして、選ばれた元号は、「令和」だ。
「令和」には、いったいどんな意味が込められているのか。
続きは、次回。

写真は、中大兄皇子のマインドマップ。4年生作(^^)/



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