年々数が減少~どうして減っちゃったの?

RAKUTO豊田校

2017年05月22日 06:00

『年々数が減少 保護活動が進むよ』 朝日小学生新聞

朝日小学生新聞によると、ヤマネコの数が、毎年のように減り続けているらしい。

この記事をうけて、前回は、まず、ネコについて、勉強したよ。

『年々数が減少~日本のネコは何種類?』
http://rakuto-toyota.jp/e405944.html

今回は、そのつづき。
日本にすむ、ヤマネコたちについて。

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ツシマヤマネコの生息数が減少 推計70~100匹 中日新聞


日本にすんでいるネコは、たったの3種類。

まずは、イエネコ。
そして、対馬(つしま)に住んでいるツシマヤマネコ。
最後に、西表島(いりおもてじま)に住んでいるイリオモテヤマネコだ。


ツシマヤマネコは、ベンガルヤマネコから派生したアムールヤマネコというヤマネコの仲間。

イリオモテヤマネコは、同じくベンガルヤマネコから派生したヤマネコだが、アムールヤマネコとはちょっと違う、個別の種類。

どちらのヤマネコも、数がとても少ない。
だから、絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)というものに、指定されている。

絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)とは、大切にしないと、絶滅してしまうかもしれない数のすくない生物のこと。


さらに。

ツシマヤマネコは、国の天然記念物に、イリオモテヤマネコは、国の特別天然記念物に、それぞれ指定されている。

みんなから、大切にされているんだね。


ところが。

新聞の記事によると、ツシマヤマネコの数が減っているらしい。

今回の発表によると、ツシマヤマネコの数は、およそ70~100匹。
10年前の調査と比べると、10パーセントくらい減ってしまった。

いったい、なぜ減ってしまったんだろう?


・・・


大きな原因のひとつは、交通事故。

去年は、13匹のツシマヤマネコが、交通事故で死んでしまった。

たった100匹しかいないのに、そのうち13匹が交通事故。
かわいそうだよね。


交通事故に苦しんでいるのは、イリオモテヤマネコも同じ。

どちらも、ネコに注意するように標識をたてたり、車が通ると音が出るように道を工夫して、ネコたちを守ろうとしている。
それでも、なかなか交通事故が減らない。

ヤマネコたちも、大切な日本の仲間だ。
交通事故などで死ぬことのないように、みんなで守っていきたいね。

もしも、対馬や西表島を車で走ることがあったら・・・ヤマネコたちに注意だね。


写真は、ツシマヤマネコ。ウィキペディアより。
りりしい!




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