年々数が減少~日本のネコは何種類?

RAKUTO豊田校

2017年05月20日 06:00

『年々数が減少 保護活動が進むよ』 朝日小学生新聞

朝日小学生新聞によると、毎年のように数が減り続けている野生動物がいるらしいよ。
いったい、どんな動物だと思う?



・・・



答えは、ヤマネコ。
宮沢賢治の童話『どんぐりと山猫』にも登場するヤマネコだ。
そのヤマネコの数が、どんどん減っているらしい。

ところで、日本には、どんなヤマネコがいたんだっけ?
ここからは、4年前の記事で、ネコについて復習しよう。

-----------------------------------------

ツシマヤマネコの生息数が減少 推計70~100匹 中日新聞


ツシマヤマネコだって。
70~100匹しないないってことは、相当少ないよね。

ひょっとしたら、絶滅してしまうかもしれない。
心配だね。


ところで、ヤマネコって、普通に街にいるネコと何か違うのかな?
ネコのことって、案外知っているようで知らないな。
ということで、今日は、ネコのことをお勉強しよう。


まずは、いきなり問題。

日本には、何種類のネコが住んでいるでしょうか?
ちょっと、想像してみてね。


・・・


答えは、3種類。
そう、たったの3種類なんだ。


ペットして飼われていたり、野良猫として街で見かけるネコたち。
いろいろなネコがいるけど、実はみんな同じ仲間。
「イエネコ」と呼ばれるネコたちだ。


まずは、イエネコ。
そして、対馬(つしま)に住んでいるツシマヤマネコ。
最後に、西表島(いりおもてじま)に住んでいるイリオモテヤマネコ。

日本に住んでいるネコは、この3種類だけなんだ。


では、イエネコとヤマネコの違いは、なんだろう?


イエネコも、もともとは自然の中でくらす、ヤマネコだった。

昔々。
たくさんの人が、家の中を走り回るたくさんのネズミに困っていた。
そこで、ヤマネコを連れてきて、ペットとして飼うことにした。
ネズミが大好きなヤマネコは、どんどんネズミを退治してくれる。
ありがたいね。
こうして、ヤマネコをペットとして家で飼うようになったのが、イエネコのはじまり。


人に飼いならされたイエネコだが、野生の本能は失わずに持っている。

自然の中でくらしているネコは、木の枝の上や木陰などで、待ち伏せして、エサをつかまえる。
だから、ネコは高いところが大好き。

そして、とても高いところに、ぴょんと飛びあがる。
自分の体の5倍くらいの高さまで、飛びあがることができる。


走るのも速い。

その速さは、時速48キロメートルとも、いわれている。
すごい、運動能力だね。


運動能力もすごいけど、もっとすごいのは、耳だ。

犬や人とくらべると、とてもよく聞こえる耳を持っている。
特に、高い音をよくききわける。

ネズミは、人などがききわけられないような高い音を出すらしい。
ネズミが大好きなネコは、この高い音をきちんと聞き分けて、ネズミがどこにいるかを見分けるんだ。

音のしている場所がはっきりわかるので、ネズミがどのくらい近づいてきたかもわかっちゃう。
待ち伏せして狩りをするネコには、ぴったりの耳だね。

家で飼われているネコも、飼い主の足音をきちんとききわけることができるんだよ。


ネコといえば、よく「ねこじた」っていうね。
熱い物を食べるのが苦手な人が、「私、ねこじたなの。」というのを聞いたことがある。

ネコって、熱いものが、苦手なんだろうか?


・・・


実は、これも、昔自然の中でくらしていたころのなごりだ。

自然の中では、生の肉ばかり食べている。
熱の通った、熱い物を食べることは、まずありえない。

ネコは、決して熱い食べ物がきらいというわけではない。
熱い食べ物に、慣れていないだけなんだ。


さて。

今日は、ネコについて、勉強したよ。
明日は、日本に住んでいるヤマネコについて、勉強しよう。

写真は、うちの飼い猫、コータロー。





⇒RAKUTOの理念
⇒コース/料金
⇒説明会/体験授業
⇒レッスンの様子はこちら

関連記事