ウナギの赤ちゃん~何を食べて大きくなるの?

RAKUTO豊田校

2016年07月18日 06:00

みんなは、ウナギ、好き?
ひつまぶしとか、ウナ丼とか、とてもおいしいよね。

これらの料理に使われるのが、ニホンウナギというウナギだ。
そんなニホンウナギが、最近めっきり減っている。
ウナギ料理の値段もあがって、なかなか食べることができなくなってしまった。
ニホンウナギがとれなくなったのをうけて、最近では、外国のウナギが輸入されるようになってきた。

そこで、今回の記事。
『南太平洋のウナギ類 調査へ』 朝日新聞

外国から輸入されるウナギたち。
なかでも、オーストラリアウナギやバイカラウナギといったウナギは、その生態がまったくわかっていない。

どこで卵をうんで、どうやって大人になるのか。
なぞのままなんだ。

記事によると、東京大学などの研究チームが、そのなぞの解明にいどむんだって。

ウナギは、もともとなぞの多い生き物。
だから、たまごから育てる完全養殖(かんぜんようしょく)も難しい。

ウナギのなぞがたくさん解明されれば、ウナギの完全養殖もできるようになるかもしれないね。
ここからは、昔の記事で、ウナギの生態について。

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幼いウナギの餌 わかった 朝日新聞

みんなは、ウナギ好き?
うなどんとか、ひつまぶし。
とっても、おいしいよね。

でも、最近、うなぎの値段が、めちゃくちゃ高い!

ウナギ料理のお店では、「値段を3倍にしないと、やっていけないよー!」と泣いているところもあるんだって。

なんで、そんなことになっちゃったんだろう?


もともと、自然に住んでいる天然ウナギは、そんなに多くない。
多くのウナギは、人の手で育てた養殖(ようしょく)のウナギ。

ちなみに愛知県は、ウナギの養殖が、日本で二番目に盛んなんだよ。


その養殖なんだけど・・・

卵から赤ちゃんをかえして、大人のウナギになるまで育てる。
それが、できれば、一番よいし、量もたくさんとることができる。

ところが、それが難しい。

しかたがないので、自然で育ったウナギの子どもをつかまえて、それを大人になるまで育てるという方法で養殖している。


どころが!!

最近は、このウナギの子どもが、あまり取れなくなっちゃった。
子どもウナギがとれないと、養殖ウナギも育てられない。
ウナギの数が減っちゃったから、値段も高くなる。
そういうことなんだ。

卵から育てることができれば、もっとたくさんウナギを育てることができる。
当然、値段も下がる。

他の魚とかでは、卵から育てる養殖もめずらしくないと思うんだけどな。
ウナギの場合、なんでそんなに難しいんだろう?


ウナギの卵をかえすところまではうまくいくらしい。
難しいのは、その後。

ウナギの赤ちゃんにあげるエサ。
これが問題なんだ。

実をいうと、ウナギというのは、まだまだ謎の多い生物なのだ!
自然の中で生まれたうなぎの赤ちゃんが、何を食べているのか、だれにもわからなかった。

プランクトンの死骸(しがい)とか、他の魚が作るゼラチンとか、小さなクラゲとか。

いろいろな予想はあったけど、本当のことはだれも知らなかったんだ。


赤ちゃんを育てる実験をやっている場所があるんだけど、そこではサメのタマゴを加工して餌にしている。

それでも、いちおう育つんだけど、水の汚れがひどい。
その汚れをとりのぞくのに、とてもお金がかかる。

これでは、育ったウナギも高すぎて、手が出ない。


そんな中、海洋研究開発機構(かいようけんきゅかいはつきこう)というところの研究チームが、大発見をしたよ。

なんと、自然の中で育っている赤ちゃんが、何を食べているのかわかっちゃったんだって。
ウナギの赤ちゃん、いったい何を食べているんだろう?

ちょっと長くなったので、続きは明日のお楽しみ。


写真は、ウナギ。ウィキペディアより。
ニホンウナギのうろこは、世界で一番小さいらしい。




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