新種トップ10~日本から2つも選ばれたよ!

RAKUTO豊田校

2015年05月25日 06:00

『海の芸術家、「新種トップ10」に』 朝日新聞

アメリカのニューヨーク州立大学が米より発表する、「新種トップ10」。
その年に発見された新種の生物から、とくに重要な発見だとされるものを10選び出し、「トップ10」として発表されるものだ。
2015年版のトップ10は、去年、2014年に発見された新種の中から選ばれた。


ここで、想像タイム。

2014年の1年間、世界中で発見された新種の生物。
いったい、何種類くらいあると思う?

100くらい?
それとも、1000をこえるくらいたくさん?
いやいや、もっともっと多いかな?
ちょっと予想してみてね。


・・・


2014年に発見された新種は、およそ1万8000種。
すごい数だね。
今回発表された「トップ10」は、この中から選ばれた、よりすぐりに新種たちだ。

その「トップ10」の中に、日本で発見された新種がふたつも選ばれた。
日本のものが「トップ10」に選ばれるのは、これが初めて。
いったい、どんな生物が選ばれたんだろう?

ふたつのうちのひとつは、海に住む魚。
とても変わった行動をとる魚で、去年テレビや新聞で大きく取り上げられたんだよ。
みんな、覚えてない?
ヒントは・・・新聞記事のタイトルにある「海の芸術家」という言葉だ。


・・・


「トップ10」に選ばれた、日本の新種。

まずは、アマミホシゾラフグ。
海の底の砂を使って、おもしろい形の巣を作る。

最初は、それがフグの巣だとは思わず、みんな「ミステリーサークルじゃない?」と大騒ぎ。
すごく話題になったんだよ。
アマミホシゾラフグについて、くわしいことは、こちらの記事を見てね。

『水中ミステリーサークル!?』
http://rakuto-toyota.jp/e262291.html


もうひとつ、日本から選ばれたのは、沖縄の海に住むハナビラミノウミウシ。
青や赤、金など、さまざまな美しい色合いをもつ、とてもきれいなウミウシだ。
ウミウシってあまりなじみがないけど、とてもきれいだよね。
本物を見てみたい。


さて、毎年発表される「新種トップ10」。

ニューヨーク州立大学のウィーラー博士によれば、世界には、まだまだ1000万種ほどの新種が発見されずにいるんだって。

その一方で、絶滅してしまう生物も。
世界では、毎年1万8000種くらいの新種が発見されているけど、同じくらいか、それ以上の種類が絶滅しているかもしれないとのこと。

ウィーラー博士は、「だからこそ新種に注目してほしい」と考え、毎年「トップ10」を選んで発表しているんだ。


今年は、どんな新種が発見されるのかな?
新種発見のニュースが、楽しみだね。

写真は、ハナビラミノウミウシ。
ウミウシ図鑑.com(http://www.umiushi-zukan.com/main/top.php)より。

2014年版のトップ10については、NHKのサイトを見てみてね。
『2014年 国際生物種探査研究所が選出した新種TOP10』
http://www.nhk.or.jp/nature/feature/miracle/species.html





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